
原付から250㏄のバイクにステップアップしようと思うけど、維持費はどれくらいかな?
バイクを買いたいけど維持費が分からず不安。
原付から250㏄にステップアップしたいけど、維持費いくら上がるかな?
この記事では、250㏄バイクの年間維持費が50㏄と比較してわかります。
なぜなら私は250㏄のバイクを50㏄から乗り換えて所有しているからです。
この記事では税金、自賠責保険、車検、ガソリン代、メンテナンス代を考慮した維持費を計算します。
記事を読むと維持費がわかるので、安心してバイクライフを送ることができるようになります。
※試算項目は様々な要因により変動します。よって本記事の試算は絶対的なものではないことをご承知ください。
【結論】250㏄バイクの維持費を50㏄と比較
いきなりですが、250㏄と50㏄の維持費を比較した結論です。
下の表にまとめています。
各項目は1年あたりの金額です。
排気量 | 50㏄ | 250㏄ |
区分 |
原動機付自転車 (第一種) |
二輪の軽自動車 |
軽自動車税 | 2000円 | 3600円 |
重量税 | 0円 | 0円(※) |
自賠責保険料 | 7500円 | 8650円 |
任意保険料 | 契約条件で大幅に異なるため除外 | |
車検費用 | 0円 | 0円 |
ガソリン代 | 31111円 | 40000円 |
メンテナンス代 | 14200円 | 29900円 |
合計(年間維持費) | 54811円 | 82150円 |
(※)新車登録時のみ4900円
年間の維持費は50㏄が54811円、250㏄が82150円でした。
差額は27339円で、月当たりの差額は2278円となりました。
ただし、これには任意保険料が含まれていないことに注意してください。
それでは内訳をくわしくみていきましょう。
250㏄バイクと50㏄の維持費内訳
維持費を試算した内訳を1つずつ見ていきましょう。
中身を見ることでさらに250㏄を所有したときのイメージがわきます。
軽自動車税
軽自動車税はバイクを所有しているとかかる税金です。
毎年4月1日時点のバイク所有者に対して支払い義務が生じます。
下記が1年間にかかる軽自動車税です。
50㏄の軽自動車税 ⇒ 2000円
250㏄の軽自動車税 ⇒ 3600円
軽自動車税について詳しくは【バイクの軽自動車税を解説】ほぼ1年払わない方法しってますか?をご覧ください。
重量税
重量税は「バイクで走ると道路が傷むよね?補修が必要だね?お金かかるよね?」という税金です。
自動車重量税法という法律により課税することがきまってます。
下記が1年間にかかる重量税です。
50㏄の重量税 ⇒ 0円(課税なし)
250㏄の重量税 ⇒ 4900円(新車登録時のみ)⇒0円で試算
50㏄は課税対象外のため0円です。
250㏄は新車登録時のみ4900円を納税して、以降は支払いがありません。
よって今回の試算では、どちらも重量税は0円とします。
重量税について詳しくは重量税が不要なバイクがある!?課税対象と税額を詳しく解説をご覧ください。
自賠責保険
バイクの自賠責保険は、50㏄の原付から1000㏄を超えるような大型バイクまですべてのバイクに加入が義務付けられています。
加入が義務付けられているため、俗称として『強制保険』とも呼ばれます。
下記が1年間の保険料です。
50㏄の自賠責保険料 ⇒ 7500円
250㏄の自賠責保険料 ⇒ 8650円
自賠責保険は長期契約すると割安になりますが、今回の試算は1年契約の保険料です。
どれくらい割安になるかなど、自賠責保険について詳しくはバイクの自賠責保険を更新しないと免停ってしってる?保険料他を解説をご覧ください。
任意保険
任意保険とは、自賠責保険(強制保険)と異なり、加入を自分で決める保険のことです。
自賠責保険にくわえ、任意保険も加入するの?と思うでしょう。
実は自賠責保険は、事故を起こしたときの相手に対する損害賠償責任しか補償されません。
それも、人身上に限られています。
ようするに自賠責保険は、あなたの怪我やお互いの物損についてはお金出さないよ!出すのは被害者の体に関することだけだよ!ということです。
そして補償額は、死亡事故で上限3000万円、後遺障害がのこって上限4000万円です。
事故を起こすと、億を超える賠償責任が発生することもあり、自賠責保険だけでは十分な補償額とはいえません。
そこで不足する可能性がある分を任意保険でカバーします。
任意保険であれば対人(人に対する補償)・対物(物に対する補償)ともに無制限で補償することも可能です。
もちろん、あなたの怪我に対する補償もつけれます。
これであれば安心してバイクライフを楽しめます。
ただ任意保険は、あなたの年齢や免許を取得してからの年数、事故歴などの契約条件で保険料が大幅に変わります。
そこで今回の維持費試算からは除外します。
任意保険料は無料のインターネット見積りで簡単に取得することができます。
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車検費用
50㏄のバイクも250㏄のバイクも車検はありません。
よって維持費の試算項目としては0円です。
車検があるのは、250㏄を超えるバイクからです。
車検の期間は新車の場合、購入から3年後。それ以降は、2年に1回です。
お店に車検を依頼した場合の相場は40,000円~60,000円です。
50㏄の車検費用 ⇒ 0円(車検なし)
250㏄の車検費用 ⇒ 0円(車検なし)
車検がないのは、維持費として大きなメリットですね。
250㏄バイクのメリットについては250㏄バイクのメリット・デメリット。初めて買うバイクとしても参考にしてください。
ガソリン代
ガソリン代を試算してみます。
試算条件とその結果は下の表をみてください。
排気量 | 50㏄ | 250㏄ |
年間走行距離 | 10000km | 10000km |
燃費(ガソリン1Lで走れる距離) | 45km | 35km |
年間ガソリン使用量 | 222L | 286L |
ガソリン単価 | 140円 | |
年間ガソリン代 | 31111円 | 40000円 |
年間のガソリン代は、50㏄が31111円で250㏄が40000円です。
50㏄の年間ガソリン代 ⇒ 31111円
250㏄年間ガソリン代 ⇒ 40000円
メンテナンス代
バイクのメンテナンスは、長期間バイクを使用すると様々なものが出てきます。
ここでは、メンテナンスの中では頻度が多いエンジンオイル交換と、そこそこの頻度で金額もかかりがちなタイヤ交換を試算に含めます。
いきなりメンテナンス代の試算結果ですが、50㏄は14250円、250㏄は30000円です。
とはいえ長く乗っていると+αのメンテナンス代も必要となってきますので考慮しておきましょう。
50㏄のメンテナンス代 ⇒ 14250円
250㏄のメンテナンス代 ⇒ 30000円
エンジンオイル交換とタイヤ交換、それぞれの詳細は下に記載してます。
エンジンオイル交換
エンジンオイル交換代の試算条件とその結果を下の表にまとめます。
排気量 | 50㏄ | 250㏄ |
年間走行距離 | 10000km | 10000km |
オイル交換頻度 | 3000km | 3000km |
年間のオイル交換回数 | 3.3回 | 3.3回 |
オイル交換工賃 | 1500円 | 3000円 |
年間のオイル交換費用 | 4950円 | 9900円 |
※バイクのエンジンオイル交換はカウル(カバー)の脱着が必要な場合、別途料金が発生することがあります。
エンジンオイルは、エンジン内部で潤滑剤の役目をして、金属同士がこすれて摩耗することを防いだり、エンジンが高温になりすぎて壊れることを防いだりします。
外見からはわかりませんが、重要な部分です。
定期的に交換しましょう。
タイヤ交換
バイクは後輪駆動です。
このためリア(後輪)タイヤが早く減ります。
そこで今回、前輪は2年に1回、後輪は年に1回交換するとして費用を試算してみましょう。
排気量 | 50㏄ | 250㏄ |
フロント(前輪)タイヤ交換工賃 | 2500円/2年=1250円 | 3000円/2年=1500円 |
フロント(前輪)タイヤ代 | 3000円/2年=1500円 | 10000円/2年=5000円 |
リア(後輪)タイヤ交換工賃 | 3500円 | 3500円 |
リア(後輪)タイヤ代 | 3000円 | 10000円 |
合計 | 9250円 | 20000円 |
タイヤの交換工賃は前輪よりも後輪のほうが高くなるのが通常です。
これは、前輪は取り外しやすいのに対し、後輪はチェーンやカバー類などの部品も一緒に取り外す必要があるからです。
タイヤ代は、どのタイヤを選択するかで大きく差が出ることも知っておきましょう。
まとめ
50㏄バイクの年間維持費は57861円
250㏄バイクの年間維持費は85250円との試算になりました。
差額は27386円で、月当たり2282円です。
50㏄バイクの年間維持費 ⇒ 57861円
250㏄バイクの年間維持費 ⇒ 85250円
年間の差額 ⇒ 27389円
月当たりの差額 ⇒ 2282円
そこまで大きな差ではありませんが、これには任意保険代が含まれてません。
任意保険はその名の通り、任意なので加入するかどうかは個人で決めていいです。
ただし、記事のなかでもお伝えした通り、自賠責保険では事故したときに補償しきれない可能性があります。
安心してバイクライフを送るためにも任意保険の加入は強くおすすめします。
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いちど見積りを申し込んで、 この記事の維持費試算にあなたの任意保険料を足してみましょう。
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