
バイクのエンジンがかからない。
ライトがなんか暗い。
ウインカーの動きが変。
そんなときはバッテリーの劣化が考えられます。
エンジン掛けようとしてるのに動きが弱々しくてかからない。
そんなときはバッテリーが劣化しているかもしれません。
実はわたしのバイクもエンジンが掛からなくなりましたが、バッテリーを新品に交換したら直りました。
この記事では自分のバイクに合うバッテリーの選び方、バッテリーの交換方法、それと廃棄方法をお伝えします。
あなたのバイクもこれで力強くエンジンがかかるようになります。
バッテリーの交換は整備作業のなかで比較的かんたんな部類なのでぜひチャレンジしてみてください。
注)作業は自己責任でおこなってください。
【いきなり結論】バッテリー交換方法の概要
いきなりですが、バッテリー交換方法です。
簡単にいってしまうと、端子をはずして新旧バッテリーを入れ替えて、外した端子を取り付けるだけです。
作業時間にすると10分程度です。
詳しくは後述しますが、交換方法の概要をまとめておきます。
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- 新旧のバッテリーを入れ替える
- プラス端子をつなぐ
- マイナス端子をつなぐ
※エンジンキーは抜いておくこと。走行直後は30分程度の時間をあけてから作業すること。
電気系統なので、感電しないかな?とか不安を感じるかもしれませんが、手順を守れば安全に作業できるので安心してください。
【トラブルを避けるために大切】
端子の付け外しは、マイナスで始まりマイナスで終わる
バイクのバッテリーはどこに作用している?
バイクのバッテリーは電気系統ほとんどへ作用してます。
いくつか具体例をあげます。
- セルモーターを回す(エンジンをかける)
- ホーンを鳴らす
- ウインカーを点滅させる
- スピードメーター類のランプを点灯させる
- ヘッドライトをつける
- スパークプラグに火花を飛ばす など
このようなところにバッテリーの電力が作用しています。
バッテリーの交換タイミングはどのようにして判断する?
バッテリーが最も電力をつかうのがセルモーターを回す(エンジンをかける)ことです。
ですからバッテリーが劣化してきて、初めに出てくる症状もこのあたりで、エンジンをかける時のセルモーターが弱々しくなったり、そもそもエンジンがかからなくなったりします。
エンジンをかける時のセルモーターが弱々しくなったらバッテリー劣化の疑いありです。
確実なのは、テスター(測定器)で電圧をはかることです。
12ボルトのバッテリーは正常であれば12.5V以上あります。
10V近くまで低下していたらバッテリー交換を検討してください。
もし、12.5V以上(正常値)でエンジンがかからなかったり、電気系統の調子がおかしい場合は、バッテリー以外に原因が考えられます。
その場合は、バイク屋さんに持ち込むことをおすすめします。
残念ながら整備費が高額で廃車の検討が必要になった場合、少しでも高く売却するためには【無料】最大8社バイク一括査定が便利です。
ちなみに私は、テスターがなかったのでセルモーターの弱さでバッテリー交換に踏み切りました。
正直に言うと、エンジンかからなくなるまで放置したのですが、、、。押し掛けしたり何かと大変なので早めの交換をおすすめします。
あなたのバイクに合うバッテリーの選び方(型番の確認)
結論から言うと、いまバイクについてるバッテリーを外して、型番を見ればいい。ということです。
バッテリーの外し方は後述しますが、これが一番まちがいないです。
バッテリーを外す作業もわかれば簡単です。
ちなみに、わたしのバイク(Kawasaki エストレヤRS)から外したバッテリーがこちらです。

型番は『YTX9-BS』です。
この型番をもとにインターネットなどで注文してください。
バッテリーのメーカーと価格(安かろうまぁまぁ良かろうを目指す)
バッテリーメーカーは沢山あります。
ここでは国内の有名2社、フランス1社、台湾1社を一覧で紹介します。
どのメーカーも基本的には有名で品質にも定評があります。
※価格(倍率)は某有名インターネットショッピングサイトで調べてます。価格はそのまま載せれないのでGSユアサを1としたときの倍率で表示してます。調べたバッテリーの型番 は『YTX9-BS』です。 (2020/3/27時点)
メーカー | 特徴 | 価格(倍率) |
(日本) |
バイク用バッテリーのシェア№1メーカー |
1.00 |
(日本) |
国内シェア2位のメーカー バッテリーによっては12ヵ月または2万km (いずれかに早く到達した時まで)の補償付き。 |
0.81 |
(フランス) |
ヨーロッパをメインに展開しているメーカー バイクやマリンスポーツのバッテリーメーカーとして有名。 |
調べ付かず |
台湾ユアサ (台湾) |
GSユアサと名前がそっくりですが、別の会社 高品質で価格も安く、台湾国内では人気のメーカーです。 |
0.40 |
台湾ユアサが圧倒的に安いです。

でも早く壊れるんじゃないの?
バッテリーは5年もてばいいかな?ってところです。
これでいくと、一流メーカーGSユアサの4割ほどで買える台湾ユアサなら、2年以上もてばGSユアサ超えと言っても過言ではありません。
バッテリーは5年もてばいいかな?×0.4(価格4割程度)=2年
バッテリーは使い方や品質でその耐久性は大きくかわります。
なので一概には言えませんが、わたしの個人的感覚では台湾ユアサは十分ありです。
安心第一というひとはやはり国内一流メーカーがおすすめ。
ちなみにわたしは台湾ユアサです。
- 費用対効果で選ぶなら台湾ユアサは十分あり(2年以上で元が取れる)
- 安心第一で選ぶならやはり国内一流メーカーがおすすめ
台湾ユアサのバッテリーを実際に買った
台湾ユアサのバッテリーを買ったのでどんな感じでやってくるのか紹介します。
台湾製なので箱は漢字だらけです。

中身は左からバッテリー端子をつなぐボルト、日本語の説明書、外国語の説明書、バッテリー本体です。

注目すべきは、日本語説明書のP13下に書いてある注意書きです。
『注意:液入れ作業に付きましては、毒物及び劇物取締法に則り、資格の有る者に限定されます。』

ということで先にも書きましたが、親切に液入れは完了しています。
また、充電もされてます。
あとは新旧バッテリーを入れ替えるだけです。
たった10分バッテリーの交換方法
それでは実際にバッテリーを交換します。
車種はKawasakiのエストレヤRSです。
※エンジンキーは抜いて、走行直後は30分程度の時間をあけてから作業してください
まずシートと進行方向右側のサイドカバーを外します。

するとバッテリー本体が見えます。

つづいて、配線ボックスを後ろへスライドさせて外します。

ネジを外して配線ボックスの台座を外します。(配線ボックスは邪魔にならないようテープで固定してます)

配線ボックスの台座がとれると、上からもバッテリー本体が見えます。

バッテリー本体に+-表示があるので確認して-(マイナス)から外します。
安全のため、バッテリーを外すときは必ずマイナス端子から外してください。

つづいて、プラス端子を外します。

端子を外したら横から古いバッテリーを引き抜きます。

新しいバッテリーには『新品電池』の黄色いシールがあるのでこれをはがします。

新しいネジを袋から取り出して準備します。

袋から取り出した新しいネジの四角いやつをバッテリーの+-それぞれに入れます。

新しいバッテリーをバイクに入れたらプラス端子⇒マイナス端子の順にネジを取り付けます。
安全のためバッテリーを取り付けるときは、必ずプラス端子から取り付けてください。

あとは外した時と逆手順で、配線ボックスの台座、サイドカバー、シートを取り付ければ完成です。
サイドカバー周りは配線が込み合っているので、カバーやネジで挟み込まないように注意してください。
交換した古いバッテリーの廃棄
バッテリーは硫酸や鉛が使用されている危険物のため、一般ゴミとして廃棄することができません。
廃棄は主に次のような場所に引き取ってもらい行います。
- ガソリンスタンド
- 自動車・バイク用品店
- ホームセンター
- 廃品回収業者
- バイク屋さん
引き取りは店舗により無料だったり有料だったりします。
無料で引き取ってほしい場合はあきらめずに何店舗かまわってみましょう。
まとめ
バッテリーの交換作業はバイク整備のなかでも簡単な部類です。
慣れてしまえば10分程度で終わります。
もしバッテリーを新品交換してもエンジンがかからないなどの不調がある場合、バッテリー以外の故障が考えられます。
そのときはバイク屋さんに持ち込みましょう。
整備費が高額で廃車の検討が必要になった場合、少しでも高く売却するために【無料】最大8社バイク一括査定が便利です。
ぜひバッテリーの交換作業チャレンジしてみてくださいね。
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