
オイル粘度って色々あるみたいでどれが自分のバイクに合うかわからない。
エンジンオイルの交換に挑戦しようと思っても、どれが自分のバイクに合うかわからない。
ネットをみても自分と違う車種だし、同じエンジンオイルでいいのかな?
そんな悩みに答えるべく、この記事ではメーカーサイトからあなたのバイクに適合するエンジンオイルの調べ方を紹介します。
メーカーサイトなら安心してエンジンオイルを選べますね。
メーカーサイトから適合するエンジンオイルを調べる方法2つ
メーカーサイトからあなたのバイクに適合するエンジンオイルを調べる方法を2つ紹介します。
それぞれ詳しく見てみましょう。
取扱説明書をダウンロードして適合するエンジンオイルを調べる
バイクには車種ごとに取扱説明書があり、そこにエンジンオイルについて書かれてます。
手元に取扱説明書があれば見てみましょう。
もし手元に取扱説明書がなくても公式サイトからダウンロードして見ることが出来ます。
では、取扱説明書をダウンロードする方法を紹介します。
Kawasaki モーターサイクルのページへ移動します。
▲アフターサービス内の【サービス情報検索】をクリック
▲【取扱説明書検索】をクリック
▲利用条件の規約が出るので【上記内容に同意します】をクリック
これより先は知的財産権の関係上、文字のみで説明します。実際に公式サイトを操作しながら読み進めると分かりやすいです。
- 【MOTORCYCLES】のアイコンをクリック
- 【Model name】を選択する(選択するとModel codeが自動入力される)
- 【Search】をクリック(Parts no と Model year は入力しないでも可)
- 【Owners Manual】をクリックすると選択肢がでる
- 選択肢の[(4桁の数字)]が年式なのであなたのバイク年式を選択して【E-Book】をクリックすると取扱説明書がダウンロードされる
- エンジンオイルについてかかれたページをみるとメーカー推奨オイルを確認できます。
2001年式エストレヤRSの場合、推奨オイルについては次のように書かれています。
〈推奨オイル〉
引用:Kawasaki ESTRELLA 取扱説明書
カワサキ純正4サイクルオイル
R4 SJ 10W-40 JASO MA
S4 SG 10W-40 JASO MA
T4 SF 10W-40 JASO MA
または
API SFまたはSG
API SHまたはSJ(JASO MA 適合)
SAE10W-40
以上が取扱説明書をダウンロードして適合するエンジンオイルを調べる方法です。
サービスデータ検索から適合するエンジンオイルを調べる
Kawasakiの公式サイトではサービスデータを見ることが出来ます。
そこにエンジンオイルの種類について書かれてます。
サービスデータとはバイクのスペックなどが書かれたデータのことです。例えばオイルの種類以外にもプラグの種類やタイヤのサイズなど書かれています。
では、サービスデータを見ましょう。
Kawasaki モーターサイクルのページへ移動します。
▲アフターサービス内の【サービス情報検索】をクリック
▲【サービスデータ検索】をクリック
▲左上の【Motorcycle】をクリック
▲車種と年式を選択して【検索】をクリックすると下にサービスデータ検索結果が出るので【表示】をクリック
サービスデータが一覧表示されます。
「オイルの種類」覧に表示されてるオイルが適合オイルです。
2001年式エストレヤRSの場合 、オイルの種類は「SF.SG.SJ 10W-40」と書かれてます。
調べた適合オイルについて詳しく
あなたのバイクに適合するオイルについて調べは付きました。
ただ、10W-40とかJASO MAなど分かりづらいのでこの辺の意味について詳しく書きます。
まず、取扱説明書には〈推奨オイル〉としてカワサキ純正4サイクルオイルが紹介されてます。
〈推奨オイル〉
カワサキ純正4サイクルオイル
R4 SJ 10W-40 JASO MA
S4 SG 10W-40 JASO MA
T4 SF 10W-40 JASO MA
純正オイルについては、迷うことなくネット検索して同じ文字列の商品を使えば問題ないです。
分かりにくいのは、純正オイル以外についての記述です。
取扱説明書とサービスデータには下記のように書かれてました。
〈取扱説明書〉
API SFまたはSG
API SHまたはSJ(JASO MA 適合)
SAE10W-40
〈サービスデータ〉
SF.SG.SJ 10W-40
まずAPI、SAE、JASOとは規格のことで、あとに続く文字はその規格のグレードやオイル粘度を指してます。
各規格について表にまとめます。
規格名 | 意味 |
API | アメリカ石油協会(American Petroleum Institute) エンジンオイルのグレードを意味する |
SAE | 米国自動車協会(Society of Automotive Engineers, Inc.) エンジンオイルの粘度を意味する。世界共通の規格。 |
JASO | 日本自動車技術会規格( Japanese Automobile Standards Organization ) 4サイクルエンジンオイルについては、API規格を満たすエンジンオイルを摩耗特性別にグレード分けしている |
というわけで、取扱説明書とサービスデータそれぞれは次のように読み取れます。
〈取扱説明書〉
API SFまたはSG
API SHまたはSJ(JASO MA 適合)
SAE10W-40
API規格のSF、SG、SH、SJいずれかのグレードでJASO MAに適合し、粘度は10W-40とすること。
〈サービスデータ〉
SF.SG.SJ 10W-40
API規格のSF、SG、SJいづれかのグレードを使うこと。粘度は10W-40とすること。
取扱説明書のほうが詳しく書かれてますね。
実際にオイルを選ぶとき、API規格については記載されてないことも多いですから、JASOとSAEを確認して選ぶといいでしょう。
取扱説明書の推奨オイル以外を使うこともある
ここまで説明しといてなんですが、取扱説明書には“推奨オイル”と書かれてます。
あくまで推奨なので、実はこれ以外のオイルを使うことも出来るのです。
例えば、エンジンが古くなると(走行距離が増えると)ピストンとシリンダーの隙間が大きくなります。
隙間が大きくなると、パワーロスにつながるので、オイル粘度を推奨オイルより上げる(粘りが強いオイルにする)ことで隙間を埋めて、パワーロスを回避りたりします。
ただし、推奨オイル以外を使うと場合によってはエンジンを痛めることがあるので、オイルへの理解が浅いうちは推奨オイルを使うことをおすすめします。
まとめ
あなたのバイクにあるエンジンオイルはメーカーサイトのサービスデータと取扱説明書で調べることが出来ます。
取扱説明書の方が詳しく書かれてるので調べるにはおすすめ。
実際にオイルを選ぶとき、API規格については記載されてないことも多いので、JASOとSAEを確認して選ぶといいでしょう。
始めのうちはメーカー純正オイルが安心です。
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