
エンジンオイルの交換って簡単らしいけど自分で出来るかな?
バイク整備のなかでエンジオイルの交換作業は簡単な部類です。
自分で交換できるようになると次のようなメリットがあります。
この記事ではエンジンオイルの交換方法が分かります。
なぜなら私も自分でオイル交換をしているからです。
この記事ではエンジンオイル交換の様子を13枚の画像をつかって説明します。
記事を読み終えるころにはエンジンオイルの交換方法がわかりますよ。
記事に登場するバイクはKawasakiエストレヤRSです。車種によってエンジンオイルの交換方法は若干異なります。あらかじめご承知ください。
※読み進めるにあたり免責事項をご一読ください。
エンジンオイル交換の工程
エンジンオイル交換の工程です。
それでは詳しく見ていきます。
暖気運転(オイルを抜けやすくする)
冷えた状態のエンジンオイルは粘度が高く(粘りが強く)抜けにくいです。
暖めると粘度が下がり(粘りが弱くなり)抜けやすくなります。
エンジンオイルが良く抜けるようにエンジンを暖気してあげましょう。

わたしは10分くらい近所を走ってきました。
エンジンオイルを抜く
ではエンジン内にある古いエンジンオイルを抜きましょう。
▲まず、エンジン下のドレンボルトを取り外してエンジンオイルを抜きます。あらかじめオイルパンなど廃オイルの受けを敷いておきましょう。
エンジンオイルは暖気運転で熱くなってるので、火傷に注意してください。
▲エンジンオイルは画像のように流れてきます。
自然にオイルが抜けたあとバイクを左右に傾けるとさらにオイルが抜けてきます。
▲ドレンボルトにはドレンワッシャがついてます。ドレンワッシャはオイル漏れ防止のパッキンのようなもので、消耗品なので交換します。この段階で古いドレンワッシャは取り外します。(写真撮り忘れのため図解してます)
これで古いエンジンオイルを抜く作業は終わりです。
エンジンオイルの廃棄はお住まいの自治体ルールに従い処分してください。また、ガソリンスタンドによっては引き取ってくれる場合もあります。有償・無償はご確認ください。
エレメント(オイルフィルタ)を交換する
エンジンオイルが抜けたらエレメントを交換します。
エレメントはオイルフィルタなどとも呼ばれ、汚れたエンジンオイルをろ過します。オイル交換2回に1回は交換をおすすめします。
▲ネジ2本をゆるめてカバーを外します。
▲中にもうひとつカバーがあります。ボルト1本ゆるめて取り外します。
▲オイルが垂れてくるのでウエス(布切れ)などで受け止めましょう。
▲エレメントを取り外すと画像のようになります。
▲エレメントには軸が入ってます。軸は新しいエレメントに使うので抜き取ります。段がない方はカバー側、段がついてる方はエンジン側です。
新しいエレメントに軸を取り付けて、外した時と逆手順で組付ければエレメントの交換は完了です。
新しいエンジンオイルを入れる
新しいエンジンオイルを入れます。
▲外していたドレンボルトを取り付けますが、まずはドレンワッシャを交換します。図のように取り付けます。
ドレンワッシャはドレンボルトの大きさに合ったものを使用しましょう。本記事のエストレヤRSのボルトサイズはM12(ネジ山の直径が12mm)です。 下のリンクはM14です。リンク先で必要なサイズを選択してください。
▲ドレンワッシャを交換したらドレンボルトを取り付けます。

ドレンボルトは締付トルク管理される場所ですが、わたしは手ルクレンチ(勘)。強く締めすぎるとエンジン側を痛めることがあるので注意です。
気になる方は「エストレヤ ドレンボルト トルク」とか検索すると出てきます。
▲エンジンオイルの注ぎ口を開けます。
注ぎ口をマイナスドライバーで開けると変形させることがあります。コインドライバーを用意して空けると安心です。
▲エンジンオイルを入れます。画像のオイルは1L缶で、ネジ式のノズルを付けてます。エンジンオイルは2L弱入ります。
エンジンオイルの粘度はバイクの取り扱説明書に書いてあるので確認してください。ちなみに本記事のエストレヤRSのエンジンオイル粘度は10W-40です。
▲エンジンオイルの量は、エンジン側面のオイルゲージで確認しながらいれます。アッパーとロアの間にオイル(油面)が入っていればOKです。
エンジンオイルを入れるときはオイルゲージを正しく読めるように、センタースタンドを立てて、水平な場所で行ってください。
あとは注ぎ口を締めれば作業完了です。
まとめ
『【バイク初心者必見!】エンジンオイル交換方法を13枚の画像で説明。車種はエストレヤRS』を記事にしました。
やってみると簡単です。
バイクの維持費でオイル交換工賃は大きなウエイトを占めるので、自分で作業できると恩恵はかなり大きいです。
是非チャレンジしてみてください。
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