【バイクの免許は7種類】乗れるバイクと免許取得条件まとめ〈税金と保険の話しも〉

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【バイクの免許は7種類】乗れるバイクと免許取得条件まとめ〈税金と保険の話しも〉 はじめてバイク!

乗りたいバイクは決まったけど、バイクの免許は種類が多くてどれを取ればいいかわからない。

はじめてバイクの免許を取ろうと思うけど、どの免許を取ればいいかわからないことありませんか?「乗りたいバイクは決まったけど免許が合わなくて乗れない」なんてことになると最悪。

バイクの免許は全部で7種類あります。各免許で乗れるバイクについてまとめました。

バイクの免許7種類

  • 原付免許
  • 小型限定普通二輪免許
  • AT小型限定普通二輪免許
  • 普通二輪免許
  • AT限定普通二輪免許
  • 大型二輪免許
  • AT限定大型普通二輪免許

免許を取るとバイクを買いますが、バイクを買うと税金や保険が必要になります。この記事では各免許で乗れるバイクのこと、免許をとるための条件、税金、保険についてお伝えします。

読み終えるとあなたが乗りたいバイクに必要な免許がわかるようになります。

記事の情報は2021年12月11日時点です。

免許の種類はこの2点で決まる

バイク免許の種類は次の2点で決まります。

  • 排気量(エンジンの大きさ)
  • MT(マニュアル車)かAT(オートマチック車)

乗りたいバイクに合わない免許を取るとお目当てのバイクに乗れなくなるので注意してください。

具体的に説明します。

排気量について

排気量とはエンジンの大きさを表します。バイクの免許区分は排気量で行われます。免許取得前にあなたが乗りたいバイクの排気量をしっておきましょう。

例えば普通二輪免許で乗れるバイクの排気量は400㏄まで。大型二輪免許だと排気量は無制限です。

普通二輪免許で400㏄を超えるバイクに乗ることはできませんが、大型二輪免許は排気量無制限なので50㏄や400㏄、1000㏄でも乗れます。

もしあなたが普通二輪免許を取得すると1000㏄のバイクには乗れません。ですから、あなたが乗りたいバイクの排気量を免許取得前にしっておきましょう。

MT(マニュアル車)かAT(オートマチック車)

バイクの免許区分は排気量で行われますが、同じ排気量からさらにMT(マニュアル車)かAT(オートマチック車)に分けられます。免許取得前にあなたが乗りたいバイクがMTかATかしっておきましょう。

下の枠内はMTとATの説明です。分かっている人は読み飛ばしてください。

MTとATの説明
車を例に説明します。

MTは左手でシフトレバー、左足でクラッチペダルを操作するタイプの車のことです。シフトレバーには通常「1~5、R」と書かれています。トランスミッション(変速機)を自分で操作するタイプの車です。バイクの場合、左足でシフトチェンジ、左手でクラッチを操作します。

ATにクラッチペダルはありません。普通に運転するだけならアクセルとブレーキだけ操作するタイプの車です。シフトレバーには通常「PRND2L」と書かれてます。

車にオートマチック限定があるようにバイクにもオートマチック限定免許があります。

ちなみにトランスミッションとはエンジンとタイヤの間に入る装置です。中には沢山の歯車が仕組まれています。この歯車の組み合わせを変えることで同じエンジン出力でスピードは遅いけど力強く走れたり、力は弱いけど速く走れたりします。

例えば、「普通二輪免許」はMTとATの両方に乗れますが、「AT限定普通二輪免許」だとATには乗れますが、MTに乗ることはできません。

ですから、あなたが乗りたいバイクがMTかATなのか免許取得前にしっておきましょう。

それじゃあ、免許の種類別に乗れるバイクを見てみよう。

免許の種類別でみる乗れるバイク一覧

下の表は免許の種類別に乗れるバイクを一覧にしたものです。参考に車検のありなしも書いてます。

AT限定(オートマッチク限定)はMT(マニュアル)に乗れません。一方、MTに乗れる免許はATにも乗れます。2人乗りは免許取得して1年経過すると可能です。
免許の種類 排気量 MT(マニュアル)
AT(オートマチック)
2人乗り 高速道路 車検
原付免許 ~50㏄以下 MT × × なし
小型限定普通二輪免許 ~125㏄以下 MT × なし
AT小型限定普通二輪免許 AT × なし
普通二輪免許 ~400㏄以下 MT 250㏄以下はなし
250㏄超はあり
AT限定普通二輪免許 AT
大型二輪免許 400㏄超
(制限なし)
MT あり
AT限定大型二輪免許 AT

原付免許

原付免許は一番小さいクラスの免許です。近所のコンビニへ行くのに便利。意外のはMT(マニュアル)も運転することができます。原付のMTで練習してから自動車学校へ通うと教習がスムーズかも。

小型限定普通二輪免許

125㏄以下のバイクに乗れます。このクラス以上からAT(オートマチック)限定免許がでてきます。高速道路は走れませんが、2人乗りはできます。燃費性能もいいので近所の足には最適。

普通二輪免許

400㏄以下のバイクに乗れます。高速道路は125㏄超のバイクで走れるので、普通二輪免許と125㏄超のバイクがあれば高速道路を走ってロングツーリングも可能。普通二輪免許を取って初めてバイクを買うなら250㏄がおすすめ。取り回しが良く、車検はないし、高速を走れて2人乗りもできます。燃費もいいです。

大型二輪免許

400㏄超のバイクに乗ることがきます。といいますか、排気量無制限なのでどんなバイクにも乗れます。1000㏄も1200㏄でもOK。ほとんど車のエンジンですよね(軽自動車は660㏄)。車と違ってバイクはタイヤとフレームとエンジンくらいしかない。要するに車より軽いんですけど、エンジンは車同等かそれ以上。なのでスゴ速です。

バイクの免許はどんな人でも取れるの?

年齢や視力など条件がある。次の項目で解説するよ。

バイクの免許を取るための条件

バイクの免許を取るための条件をまとめました。

年齢・視力・色別や運動能力などに条件があります。下の表には運動能力について書いてません。「身体に障害があり、自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある方」は個別にお住まいの警察署で相談することができます。

参考:適性試験の合格基準|警視庁

免許の種類 排気量 MT(マニュアル)
AT(オートマチック)
年齢 視力 色別 聴力
原付免許 ~50㏄以下 MT 16歳から 両眼で0.5以上、
又は一眼が見えない方については、
他眼の視野が左右150度以上で、
視力が0.5以上であること。
赤色、青色及び黄色の
識別ができること
なし
小型限定普通二輪免許 ~125㏄以下 MT 両眼で0.7以上、
かつ、一眼でそれぞれ0.3以上、
又は一眼の視力が0.3に満たない方、
若しくは一眼が見えない方については、
他眼の視野が左右150度以上で、
視力が0.7以上であること。
AT小型限定普通二輪免許 AT
普通二輪免許 ~400㏄以下 MT
AT限定普通二輪免許 AT
大型二輪免許 400㏄超
(制限なし)
MT 18歳から
AT限定大型二輪免許 AT

免許をとる条件でおもしろいのが年齢。車の免許は18歳からですが、バイクの免許は16歳から取ることができます。

バイクの税金

バイクを保有すると税金がかかります。免許をとればバイクも買うでしょう。税金についてまとめます。

バイクを保有すると2つの税金がかかります。

  • 軽自動車税
  • 自動車重量税(125㏄以下は課税なし)

税額は排気量により異なります。金額は1年分です。

免許の種類 排気量 軽自動車税(※1) 自動車重量税
原付免許 ~50㏄以下 ・50㏄以下2000円 なし
小型限定普通二輪免許 ~125㏄以下 ・50㏄超90㏄以下2000円
・90㏄超125㏄以下2400円
なし
AT小型限定普通二
普通二輪免許 ~400㏄以下 ・125㏄超250㏄以下3600円
・250㏄超6000円
・125㏄超250㏄以下は新車登録時のみ4900円
・250㏄超は最大2500円(※2)
AT限定普通二輪免許
大型二輪免許 400㏄超
(制限なし)
AT限定大型二輪免許

(※1)軽自動車税の課税対象は毎年4月1日時点で登録しているバイクです。翌年3月31日までの1年分の軽自動車税が課税されます。乗らないバイクの課税を防ぐには3月中に廃車登録を行いましょう。

(※2)250㏄を超えるバイクの自動車重量税は登録してからの年数で変わります。登録後12年まで1900円/年、登録後13~17年まで2300円/年、登録後18年以上2500円/年です。

バイクが盗難されても税金の振込用紙は登録している持ち主に送られてきます。盗難されても税金は払わなければいけません。そうならないためには盗難されたら速やかに廃車手続きをしましょう。

といいますか、そもそも盗難されないようにお気をつけください。

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でも、バイクってお金じゃないんだよなぁ。思い出つまってるもん。

バイクの保険

バイクを保有すれば保険が必要になります。免許をとればバイクも買うでしょう。保険についてまとめます。

保険は大きく2つあります。

  • 自賠責保険
  • 任意保険

自賠責保険の保険料は排気量と契約年数で変わります。契約年数を長くすると1年あたりの保険料は割安になります。250㏄以下の契約年数は最長5年まで。250㏄超は車検があるので最長3年と1か月です。

表の自賠責保険料は1年契約~複数年契約で幅を持たせて書いてます。詳しくは自動車総合安全情報をみてください。

任意保険の保険料は契約により様々なので具体的な金額は書いてません。

免許の種類 排気量 自賠責保険料 任意保険料
原付免許 ~50㏄以下 ・125㏄以下:2796円~7070円 ・契約内容により様々
小型限定普通二輪免許 ~125㏄以下
AT小型限定普通二輪免許
普通二輪免許 ~400㏄以下 ・125㏄超~250㏄以下:3244円~7540円
・250㏄超:3695円~7270円
・契約内容により様々
AT限定普通二輪免許
大型二輪免許 400㏄超
(制限なし)
AT限定大型二輪免許

自賠責保険

自賠責保険はバイクを含む全ての自動車に加入が義務付けされてます。

自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としており、原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車に加入が義務付けられています。

引用:自賠責保険とは|自動車総合安全情報

「任意保険に加入してるから自賠責保険はいらない。」とはなりません。自賠責保険に加入せず運転した場合、『1年以下の懲役または50万円以下の罰金』に処せられます。

交通違反にも問われます。違反点数6点「免許停止処分」となります。加入していても、自賠責保険の証明書を不携帯だと30万円以下の罰金となります。自賠責保険の証明書はバイクに携帯しましょう。

自賠責保険の補償額についてです。自賠責保険は事故を起こしたときの相手に対する損害賠償責任しか補償されません。しかも人身上に限られています。要するに相手の身体しか心配してないのです。あなたの身体や物損は知らんぷり。

相手の状態 補償限度額
死亡した 1人につき最大3000万円
後遺障害が残った 1人につき最大4000万円
ケガをした 1人につき最大120万円

対人事故の場合、補償額が1億円を超えることもあり、自賠責保険だけでは十分とは言えません。任意保険にも加入することをおすすめします。

任意保険

任意保険はその名の通り「任意」で加入します。死亡事故では億を超える補償額を求められることもあります。

自賠責保険の補償限度額は1人につき最大3000万円です。自賠責保険だけで事故の補償は不十分なことがあります。

しかも自賠責保険は相手の身体しか心配してません。あなたの身体や物損は知らんぷりです。 任意保険にも加入しましょう。

保険会社は沢山あるしどこが安くていいかわからない。

任意保険料を少しでも安く済ませるには見積りを比較するといいです。【無料】最大5社バイク保険一括見積なら一度に見積りがとれて便利です。

【バイクの免許は7種類】乗れるバイクと免許取得条件まとめ〈税金と保険の話しも〉のまとめ

バイクの免許は7種類ありました。種類は排気量とMTかATで決まります。

  • 原付免許
  • 小型限定普通二輪免許
  • AT小型限定普通二輪免許
  • 普通二輪免許
  • AT限定普通二輪免許
  • 大型二輪免許
  • AT限定大型普通二輪免許

免許を取ったら、あなたが乗りたいバイクで楽しいライダー生活を送りましょう。

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