【25枚の写真で説明】バイクのリアホイール(タイヤ)外し方・取付け方

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リアホイールの着脱 バイク整備

ホイールを外すってちょっと不安

バイクのリアホイールを外せるようになると、整備の幅や作業性が向上してメリットが大きいです。

ただ初めてだと不安ですよね。

この記事でリアホイールの外し方が分かります。

わたしは自分でホイールを外してタイヤ交換などもしています。

記事では順を追って25枚の写真で説明します。

読み終えるとホイールを外すことに自信がつきます。

※読み進めるにあたり免責事項をご一読ください。

バイクのリアホイール外し方

早速ですがリアホイール(以下 ホイール)の外し方を説明します。

サンプルのバイクはKawasakiエストレヤRSです。

▲かなり汚れてますがご愛敬。これからこいつを取り外します。

あまりに汚れてたので後日チェーン周りを掃除しました。掃除の様子は【バイクのチェーン】1万3千km分の汚れを掃除。果たしてキレイになるのか!?をご覧ください。

▲まず外れ止めのピンを抜きます。ピンは抜けないよう先端が曲げられてます。ラジオペンチなどで伸ばしてから引き抜きましょう。

よし
よし

ジオペンチは電気工作用としてつくられたんです。そのとき電気機器といえばラジオが全盛期。そして、ついた名前がラジオペンチだそう。

▲ピンが外れるとこんな感じです。

▲六角レンチを使ってブレーキキャリパーを取り外します。

よし
よし

六角レンチはよく使うのでサイズがそろったセットが便利。ちなみにボールポイントだと斜めに刺しても回せます。面白いですね。

▲外したブレーキキャリパーはつながっているホースに負荷をかけないよう、針金などで吊るしましょう。

▲アクスルシャフトのボルトを外します。工具は車載のものを使用してます。ボルトはトルクが強い(ボルトが固い)ので、必要に応じて工具の持ち手は延長すると楽。写真は塩ビパイプで延長してます。

よし
よし

【注意】センタースタンドが戻らないように注意してください。反時計回りで外しますが、持ち手を上にして回すと進行方向に力が加わるため、センタースタンドが戻り危険です。

▲アクスルシャフトのボルトを外した状態です。シャフトはまだ抜きません。

▲チェーンアジャスターを左右とも最大限ゆるめ、ホイールを前に押してチェーンをゆるめます。

▲チェーンアジャスターをゆるめたらアクスルシャフトを抜きます。ホイールを少し持ち上げて、アクスルシャフトに負荷がかからない状態にすると抜きやすいです。

▲参考に抜いたアクスルシャフトです。キズなど付けないようにしましょう。

▲チェーンをスプロケットから取り外し、ホイールを取り出します。チェーンはスイングアームにかけておくといいです。

▲ホイールを外すとブレーキキャリパーの取付部品が落ちてきます。ご注意ください。

これでホイールの取り外し作業は終わりです。

ホイールから外れる部品(なくさないようにしましょう)

車体からホイールを取り外すと、ネジなど使わないのにホイールに付いてる部品が外れます。

慣れないうちは無くしたり、順番がわからなくなるので参考にご紹介します。

スプロケット周り

スプロケット本体、カラーがネジなど不要で外れます。

ディスクブレーキ周り

カラーが外れます。

バイクのリアホイール取付け方

次に、リアホイール取付け方を説明します。

▲ホイールを組込み、スプロケットにチェーンを取り付けます。

▲ブレーキキャリパーの取付部品を組込み、アクスルシャフトを入れます。アクスルシャフトはホイールを持ち上げながら入れましょう。

よし
よし

入りづらいことがほとんどです。プラスチックハンマーで軽くたたくといいです。

▲アクスルシャフトのナットを借り止めします。ワッシャーも忘れずに。

▲チェーンアジャスターを締めて、チェーンの張りを調整します。ポイントは左右同じ締付にすること。そのために目盛りを参考にあわせます。

チェーンの遊びは、わたしの場合2~3cmにしてます。サービスマニュアルに遊びの記載があるようですが、いつもこれくらいで特に問題なしです。

よし
よし

手持の整備本にも2~3cmと書いてありました。

▲チェーンを貼り終えたらまっすぐ延びていることを確認しましょう。左右のチェーンアジャスターの張りが違うと曲がって見えます。

よし
よし

曲がってるとスプロケットの摩耗を早める原因になるよ。

▲ブレーキキャリパーを取り付けます。本来は締付トルクを管理するところです。すみません。わたしは管理してません。マネしないでください。あえて言うなら“手ルクレンチ”です。

▲アクスルシャフトのボルトを締め付けます。ここも締付トルクを管理するところです。わたしはお決まりの手ルクレンチです。マネしないでください。

▲ピンを刺して抜けないよう、先端を曲げればホイールの取付は完了です。

【注意】走り出す前に

ブレーキの利きを確認しましょう。

ホイールの取付完了後は、走り出す前にブレーキを数回踏んでください。

ブレーキキャリパーの付け外しで遊びが大きくなっているので1回踏んだだけでは効かない場合がほとんどです。

エンジンをかけていきなり走らず、まずはエンジンOFFで転がしてブレーキが利くこと、駆動系問題ないことを確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

写真を多用したので、工程は多く感じたかもしれませんが、実際にやってみると難しい作業ではありません。

ただ、アクスルシャフトは入りづらいのでプラスチックハンマーを用意しましょう。

鉄のハンマーは傷つけたりトラブルのもとです。

わたしは鉄ハンマーで車体を傷つけたことがあります。

あなたの大切なバイクが傷物にならないように。

リアホイールができると今度はフロントホイールの取り外しにチャレンジしたいですね。

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