スクーター(スペイシー100)のマフラー取外し方法

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バイク整備

タイヤ交換やマフラー交換したいけどマフラーの取外し方がわからない。

わたしは現在、250㏄バイクとスクーターの2台持ちですが、この記事ではスクーター(スペイシー100)のマフラー取外し方法が分かります。なぜなら、タイヤ交換のためにマフラーの取外し作業をやったから。

この記事ではマフラーの取外し(取付け)方とその注意点をお伝えします。

ポイントを押えれば簡単な作業なのでチャレンジしてみてください。

※読み進める場合は免責事項をご一読ください。

【ステップの確認】スクーター(スペイシー100)のマフラー取外し

マフラー取外し作業は火傷防止のためマフラーが冷めている状態で行ってください。

まずは、スクーターのマフラー取外し作業のステップを確認するぜ。

スクーターのマフラー取外しのステップは下記の通りです。

  1. 各ボルトにラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させる
  2. エキパイ取付ボルトを外す
  3. マフラー取付ボルトを外す
  4. マフラーを取り外す

ラスペネ(もしくはKURE5-56)はボルトを外しやすくするスプレーのことで、エキパイはエキゾーストパイプの略。マフラーとエンジンの間にあるパイプのことだよ。

これから取り外すボルト

ちなみに純正マフラーはエキパイと一体型なので一緒に外れるぞ。

スクーター(スペイシー100)のマフラー

それでは実際に作業を行いましょう。

各ボルトにラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させる

ラスペネとはワコーズが生産する浸透潤滑剤で、錆や高温にさらされ固着したボルトなどに作用し、外しやすくする効果があるケミカルです。KURE5-56も同様の作用です。

マフラー周りのボルトは雨や高温にさらされる過酷な環境にあります。このため錆などで固着し外れにくいです。

無理に外そうとするとボルトが折れる可能性があります。折れたボルトを外す作業は大変で、余計な出費にもなりかねません。そうならないためにも作業前にラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させボルトを外れやすく(折れにくく)しておくことを強くおすすめします。

正直いうと、ラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させても折れることはある。そんなボルトだから、逆説的だがラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させずに作業するのは自殺行為ともいえる。マフラー周りのボルト外しは要注意だ。よく使うケミカルだから早めに1本もっておくといいぞ。

ラスペネ(もしくはKURE5-56)をこれから取り外すボルトに吹き付けたら、薬剤が浸透するまでしばらく待ちましょう。

以降の説明に出てくるボルト全てにラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させてくれ。

エキパイ取付ボルトを外す

まずはエキパイの取付ボルトを外しましょう。

エキパイの取付ボルト

奥まったところにボルトがあって外せない。

ソケットレンチをエクステンションバーで延長してあげると作業しやすいぞ。エクステンションバーが付いてるセットを下に紹介しておく。

ラチェットレンチ

外れた!

エキパイの取付ボルト(袋ナット)

エキパイの「取付ボルト」と紹介してますが、「袋ナット」が正式名称です。

続いてマフラーの取付ボルトを外しましょう。

マフラー取付ボルトを外す

マフラーの取付ボルトを外します。

マフラーの固定ボルト

マフラーの取付ボルトは固いことが多いです。ボルトを折らないように注意してください。うまく外れない時はもう一度ラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させるなどしてみましょう。

うまく外れないときは諦めてバイク屋さんにお願いしよう。無理をしないこともサンデーメカニックの腕の見せ所だ。

マフラーの取付ボルトを外すと、マフラーが取れる(落ちる)のであらかじめ手で支えながら作業してください。

マフラーを取り外す

ボルトはすべて取り外しました。あとはマフラーを取り外します。外したマフラーが下の画像です。

エキパイとエンジンの間にはガスケットが付いてます。再利用する場合はなくさないように注意してください。

エキパイのガスケット

これでマフラーの取外し作業は終わりです。

マフラー取付のポイント

マフラーの取付は取り外しの逆手順ですが、いくつかポイントがあります。

ボルトにモリブデングリスを塗る

モリブデングリスとはモリブデンの粉が入ったグリスのことで、ボルトの焼き付き防止効果があります。次回ボルトを外すときにボルトが焼き付いて取れない、折れるなどのトラブル予防になります。マフラーやエキパイなど高温になるところは特に塗っておきましょう。

ボルトは4か所まんべんなく締める

ボルトは1か所固く締めて次に行くのではなく4か所まんべんなく締めるようにしてください。1か所固くしめるとそこでマフラーとエキパイが固定されて負荷がかかります。ボルトは4か所まんべんなく締めましょう。

スクーター(スペイシー100)のマフラー取外し方法のまとめ

スクーター(スペイシー100)のマフラー取外し方法のまとめです。作業のステップは下記でした。

  1. 各ボルトにラスペネ(もしくはKURE5-56)を浸透させる
  2. エキパイ取付ボルトを外す
  3. マフラー取付ボルトを外す
  4. マフラーを取り外す

基本的にはボルトを外せばOKです。ただしボルトを折らないように注意してくださいね。

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