スクーター(スペイシー100)のリアホイール外し方

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スクーターリアホイールの外し方 バイク整備

タイヤ交換とかブレーキの点検とかしたいけど、スクーターのリアホイール外し方がわからない

この記事を読むとスクーターのリアホイール外し方が分かります。わたしはタイヤ交換でスクーターのリアホイールを外しました。

記事ではリアホイールの外し方を4つのステップに分けて写真を使い1つずつ説明します。記事を読み終えるとリアホイールを外せるようになりますよ。

車種はHondaのスペイシー100です。構造はどのスクーターもだいたい同じです。

※読み進める場合は免責事項をご一読ください。

スクーターのリアホイールを外す4つのステップ

スクーターのリアホイールを外す4つのステップです。

  1. マフラーを外す
  2. ラスペネ(もしくはKURE5-56)をホイールナットに浸透させる
  3. 後輪ブレーキの効きを調整する(効きを強くする)
  4. ホイールナットをゆるめてリアホイールを外す

この4ステップでスクーターのリアホイールを外すことができます。それでは1つずつ説明します。

【ステップ1】マフラーを外す

スクーターのリアホイールを外すには、マフラーも外さなければいけない場合が多いです。

スクーターのタイヤを固定しているホイールナットはマフラーに隠れてるからね。ちなみにマフラーと反対側面からリアホイールは外せない構造だよ。

マフラー取外しは下の画像に書いてる4個のボルトを外せばOKです。

マフラー取外しに必要なボルト

マフラー取外し作業について詳しく知りたい場合は、下のリンクを参考にしてください。

マフラーが外れたら次へ進みましょう。

【ステップ2】ラスペネ(もしくはKURE5-56)をホイールナットに浸透させる

ラスペネ(もしくはKURE5-56)を用意しましょう。

ラスペネやKURE5-56は整備作業の鉄板アイテムだな。もってないと恥ずかしいぜ。

ラスペネとはワコーズが生産する浸透潤滑剤で、錆や高温にさらされ固着したボルトなどに作用し、外しやすくする効果があるケミカルです。KURE5-56も同様の作用があります。

ラスペネ(もしくはKURE5-56)をボルトやナットに吹き付けて(浸透させて)から作業すると、いままで外せなかったり、なめて大変な目にあったボルトやナットを楽に外せるようになります。

わたしはホイールナットに吹き付けて溶剤が浸透するまで30分ほど待ってから作業しました。

筆者も家になくて買出しにいってたな。

それはナイショのやつ(笑)

【ステップ3】後輪ブレーキの効きを調整する(効きを強くする)

後輪ブレーキを調整してブレーキの効きを強くします。

ホイールナットを取り外すとき後輪ブレーキをかけながら作業しますが、ホイールナットは強く締め付けられているのでブレーキが弱いと空転します。これを避けるために後輪ブレーキを調整してブレーキの効きを強くします。

具体的には下の画像の調整ネジを締めればOKです。バイクの進行方向左側にあります。

後輪ブレーキの調整ネジは作業が終わったらもとの位置にもどしてください。

リアブレーキの調整ネジ

後輪ブレーキを調整したあとはブレーキレバーを結束バンドで固定しました。

リアブレーキを結束バンドで固定

右手でブレーキをかけながら足を使ってホイールナットを外すことも出来るようですが、初心者には結束バンドを使った方が楽だし安全です。

他に人がいるときは、ブレーキを握ってもらってもいいですね。

【ステップ4】ホイールナットをゆるめてリアホイールを外す

スピンナハンドルと6角形のソケットを用意します。

スピンナハンドルとは強く締め付けられたナットを外す工具で、ソケットと組み合わせて使います。ホイールナットは強く締め付けられているのでスピンナハンドルがあると便利です。また、合わせるソケットは6角タイプをおすすめします。もし、ナットをなめて外せなくなると最悪です。

はじめは12角のメガネレンチで作業したのですが、ナットをなめそうになったのでスピンナハンドルと6角のソケットを用意しました。おかげでナットをなめずにゆるめることができました。

スピンナハンドルとソケットの差込角にはサイズがあります。下のリンクはどちらも差込角12.7mm(1/2インチ)です。

ホイールナットをゆるめる

実際にはスピナハンドルを塩ビパイプで延長して作業してます。それくらいホイールナットは強く締め付けられています。ただしスピンナハンドルの取説によると、延長して作業することは推奨されてません。ご注意ください。

下の画像は外したホイールナットです。ワッシャーも組み込まれてるので無くさないように注意してください。

外したホイールナット

あとはリアホイールを外せば作業完了です。リアホイールは軸に固着していることがあるので、プラスチックハンマーなどで叩いてショックを与えるとはずしやすいかもしれません。

リアホイールを外したところ

外したリアホイール(表)

外したリアホイール(裏)

リアホイールの取付

リアホイールの取付は取り外しの逆手順です。

1つポイントがあります。それはホイールナットの締付です。ホイールナットはトルク管理される場所で、車種によってことなりますが100~120(N・m)程度で締めつけます。

ナットのトルク管理は、トルクレンチを使って作業することで可能になります。トルクレンチとは、ナットの締付力(トルク)をきめて作業することができる工具です。

そういう筆者は手ルクレンチ。ようするに勘。まねしないでください。

スクーター(スペイシー100)のリアホイール外し方まとめ

スクーター(スペイシー100)のリアホイール外し方まとめです。

スクーターのリアホイールを外すステップは下記の通り。

  1. マフラーを外す
  2. ラスペネ(もしくはKURE5-56)をホイールナットに浸透させる
  3. 後輪ブレーキの効きを調整する(効きを強くする)
  4. ホイールナットをゆるめてリアホイールを外す

ホイールナットは想像以上に固く締まってました。ラスペネ(もしくはKURE5-56)、スピンナハンドル、6角のソケットは用意することをおすすめします。もしナットをなめると最悪ですが、道具がしっかりしているとその心配も激減するし作業も楽になります。

道具がしっかりしてると、作業自体は簡単なのでトライしてみてください。

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