【スクーターのオイル交換】10枚の画像を使って説明(参考車種:スペイシー100)

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バイク整備

スクーターのオイル交換1人で出来るかな?

この記事でスクーターのオイル交換方法を説明しよう。参考車種はHondaのスペイシー100だ。

お願いします!

バイク整備でオイル交換は比較的簡単な作業です。はじめてだと不安ですが、わたしもネット検索でスクーターのオイル交換ができるようになりました。

この記事ではスペイシー100を使ってスクーターのオイル交換方法を説明します。

この記事を読むとスクーターのエンジンオイル交換ができるようになります。

※読み進める場合は免責事項をご一読ください。

スクーターのエンジンオイルはどれを買えばいい?

エンジンオイルって種類がいろいろあるからどれ買えばいいか分からないよ。

あなたのスクーターに合うエンジンオイルは、スクーターの取扱説明書(以下:取説)に書いてあります。取説の目次に「エンジンオイル」の項目があるので確認してください。

取説なくした…。

取説をなくしても安心してください。メーカーサイトからダウンロードできます。

この記事で扱うスペイシー100の純正エンジンオイルは「Honda ULTRA E1」です。

スクーターのエンジンオイル交換タイミング

オイル交換のタイミングはスクーターの取説に書いてあります。スペイシー100の場合は以下の通りです。

  • 初回:1000kmまたは1か月
  • 以降:3000kmまたは1年ごと

小排気量のスクーターは非力さをカバーするため、高回転で走行することが多い。だからオイル交換は取説に従って、こまめにやったほうがいいと思う。

スクーターのオイル交換方法(参考車種:スペイシー100)

オイル交換のステップをここで把握しておこう。

オイル交換方法は下記の4ステップです。

  1. エンジンオイルを温める
  2. エンジンオイルを抜く
  3. オイルストレーナー(ろ過器)の掃除
  4. 新しいエンジンオイルを入れる

スクーターのような小型排気量のバイクには、交換が必要なオイルエレメント(オイルフィルター)はない場合が多いです。代わりにオイルストレーナーという繰り返し使う網が装備されてます。

それでは各ステップの詳細を説明していきます。

【ステップ1】エンジンオイルを温める

エンジンオイルは冷えた状態だと粘度が高く抜けにくいです。エンジンをかけてオイルを温めて抜けやすくします。

わたしは近所を10分ほど走ってからオイル交換しました。

エンジンオイルが温まったらオイルを抜く準備完了です。

【ステップ2】エンジンオイルを抜く

エンジンをかけてオイルを温めたので、マフラーや廃オイルなど高温になってます。作業するときは火傷に注意してください。

エンジンオイルのドレンボルトを外してオイルを抜きます。ドレンボルトを外すとオイルが流れでてくるので、事前にオイルパンや廃オイルパックなどの受け皿を敷いて準備しておきましょう。

ドレンボルトの場所はスペイシー100の場合、右側の下についてます。どのスクーターも大抵はエンジンの下についてます。

ドレンボルト_スペイシー100

ドレンボルトはメガネレンチやボックスレンチなどで外します。

ドレンボルト_スペイシー100

スペイシー100のドレンボルトは17mmのメガネレンチで外せる。ドレンボルトのサイズがよくわからなくても、サイズが大小そろったメガネレンチを一組もってると安心だ。整備作業をするとずっと使うから早めに一組用意するのが得策。

ドレンボルトが外れると下の画像のようにオイルが流れ出てきます。

廃オイル_スペイシー100

オイルの排出が終わってから、車体をすこし傾けると残っていたオイルがもう少し出来てきます。

オイルが抜けきったらドレンワッシャを交換してドレンボルトを締めます。ドレンワッシャとはオイル漏れを防ぐパッキンのようなものです。大抵は金属製で使用後は変形しているので、再利用はせずに交換しましょう。

ドレンボルト_スペイシー100

ドレンワッシャにはサイズがあります。ドレンボルトのネジサイズに合わせて選びましょう。スペイシー100の場合、ドレンワッシャはM12(ネジ山の直径12mm)用です。

ドレンワッシャを交換したら、ドレンボルトを取り付けます。ドレンボルトはトルク(締め付ける力)管理する場所です。トルク管理する理由は、締付が弱いとオイル漏れを起こすし、締付が強すぎるとエンジン側を破損するからです。

このような個所にはトルクレンチと呼ばれる工具を使用します。トルクレンチはトルク(締め付ける力)を設定することができる工具です。

ドレンボルトのトルクは25n・m程度といわれます。ただ、わたしの場合は手ルクレンチ(勘)です(笑)。まねしないでください。

これでエンジンオイルを抜く作業は終わりだ。
次はオイルストレーナー(ろ過器)の掃除をやろう。

【ステップ3】オイルストレーナー(ろ過器)の掃除

オイルストレーナーは車体左の下についています。スペイシー100の場合、オイルストレーナーのキャップは17mmのメガネレンチで外すことが出来ます。

オイルストレーナーのキャップの中にはバネが組み込まれてます。バネの力で外したキャップが飛ばないように注意してください。

オイルストレーナー_スペイシー100

ドレンボルト_スペイシー100

ドレンボルト_スペイシー100

オイルストレーナー(ろ過器)にゴミがついてる。

きれいな布などで拭き取ってあげよう。
水洗いしてもいいけど、その時はエンジン内に水が入らないようによく乾かしてくれよ。

あとは元通り組み込めばオイルストレーナーの掃除は終わりです。組み込みの順番は下の画像を参考にしてください。

ドレンボルト_スペイシー100

【ステップ4】新しいエンジンオイルを入れる

新しいエンジンオイルを入れます。エンジンオイルの注ぎ口はスペイシー100の場合、車体の右についてます。

エンジンオイルの量は、注ぎ口のキャップに書いてあります。スペイシー100の場合、0.7Lです。

オイルキャップ_スペイシー100

エンジンオイル量がキャップに書いてない場合、スクーターの取り扱い説明書をご覧ください。

あ”ーーーーー。エンジンオイル入れすぎた!

エンジンオイルの入れすぎ(少なすぎ)はバイクに悪影響だ。こうなると厄介だからオイルジョッキは準備しておいたほうがいいな。これからずっと使うからこの際に用意しておこう。

エンジンオイルの量はオイルジョッキで測ってから入れると簡単。

エンジンオイルを入れ終わったら、適正な量が入っているか確認しましょう。注ぎ口のキャップ先端がオイルレベルゲージになっているのでこれを使って確認します。

確認手順です。

  1. 平坦地でセンタースタンドを立てる
  2. オイルレベルゲージに付いてるエンジンオイルを拭き取る
  3. オイルの注ぎ口に差し込む(ネジは締めない)
  4. 引き抜く
稀にですが、オイルレベルゲージはネジを締めて確認するタイプもあります。あなたのバイクの取説を確認してください。

引き抜いたオイルレベルゲージの上限と下限の間にオイルが付いていれば適正量のオイルが入っていることになります。

オイルキャップ_スペイシー100

適正量のエンジンオイルが入ったら、3~5分程度エンジンをかけたあと、エンジンを止め、2~3分後に再度オイルレベルゲージでオイル量を確認して適正量であればオイル交換は終わりです。

【まとめ】スクーター (スペイシー100) のオイル交換

スクーターのエンジンオイル交換は下記の4ステップでした。

  1. エンジンオイルを温める
  2. エンジンオイルを抜く
  3. オイルストレーナー(ろ過器)の掃除
  4. 新しいエンジンオイルを入れる

やってみるとけっこう簡単なので是非チャレンジしてみてください。

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