
タイヤにはそれぞれ、使用できる速度がきまっていてるらしい。
それはタイヤの側面にアルファベットで書かれているっていうけど、具体的に何キロまでだせるの?
わたしのタイヤの速度記号は車のスペックにあっているのかな?
タイヤには速度記号というものが付与されています。
これはタイヤの側面にアルファベットで書かれていて、これによりそのタイヤの使用限界速度が分かるようになってます。
180km/hだせる能力を持っている車に乗っていても、100km/hが使用限界速度のタイヤを履いているとそこまでしかスピードが出せないということになります。
(それ以上スピードを出すと、タイヤが破損するなどのトラブルが発生する可能性がある)
もちろん、日本国内では高速道路で100km/hまでとなっています。
とはいえ、車の能力に見合った速度記号のタイヤを履くべきでしょう。
自動車メーカーもそのつもりで設計・開発しているはずです。
それでは、タイヤの速度記号について解説します。
注)情報には細心の注意を払って記載していますが参考に留めてください。タイヤ購入・交換の際には十分に知識を持っている方の意見に従ってください。
速度記号とは?
速度記号とは、既定の条件下で平坦な舗装道路を走行することができる最高速度をアルファベットの記号で表したものです。
速度記号はどこに書かれている?
速度記号はタイヤの側面に書かれています。
下の写真で実際にタイヤの側面を見てみましょう。

『 175/65R14 82S 』と記載されています。
これはタイヤのサイズと荷重指数、速度記号を表しています。
最後に記載されている「S」が速度記号です。
ちなみに、速度記号とその他の意味は次の通りです。
- 175:タイヤの幅(タイヤの幅175mm)
- 65:偏平率(タイヤの幅に対して、タイヤの高さが65%)
- R:構造表記(ラジアル構造のタイヤ)
- 14:リム径(タイヤ内側の直径が14インチ)
- 82:荷重指数(荷重指数が82)
- S:速度記号(速度記号がS)
詳しくは下記の記事に書いています。
タイヤの購入・交換に役立つ!タイヤサイズ表記と製造年週 他を徹底解説
この記事を読むと、タイヤ交換に必要なタイヤサイズの知識が深まります。
また、そのタイヤの製造年週もわかるので、少しでも新しいタイヤを購入したい方(古く劣化したタイヤを購入したくない方)に参考になります。
速度記号の別名
速度記号は別名、スピードレンジと呼ばれることもあります。
速度記号と対応する最高速度
それでは、速度記号とそれに対応する最高速度を見てみましょう。
速度記号 | 速度記号(km/h) |
L | 120 |
M | 130 |
Q | 160 |
S | 180 |
H | 210 |
V | 240 |
W | 270 |
Y | 300 |
ZR | 240超 |
注)ZRは速度カテゴリーと呼ばれる分類記号
ZRは速度カテゴリーと呼ばれる記号で、最高速度は240km/hを超えるという意味です。
この分類を作った当時は、速度的にそれ以上高性能なタイヤは作らないことになっていました。
しかし、その後もタイヤの開発は続き、今ではWやYの速度記号がつくられています。
まとめ
日本車の場合、速度は180km/hでリミッターがかかります。(180km/h以上でないようになってます。)
一方、輸入車の場合、180km/hを超えてスピードが出る車が沢山あります。
車の速度は交通ルールに従わなければなりませんが、せっかくなら自分の車の能力に見合った速度記号のタイヤを履きたいですね。
そのためにも、速度記号を理解してタイヤ選びに参考にしていただければと思います。
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