ホイールベアリングの交換したいけど失敗したらいやだな。
そう思いますよね。
わたしもそう思ってましたが、みごとに失敗しました。
わたしの失敗談を共有することで、あなたの成功率が上がります。
失敗の原因はベアリングの外れ止めを取り忘れたこと。
そりゃ外れるわけありませんよね。
最終的にホイールベアリングの交換は成功し、今もわたしのバイクは元気に走っています。
このような失敗をしないための対策も考えたので、この記事であなたの整備作業の成功率が上がります。
冷静に考えれば気づくことですが、作業してるときは思い込みで失敗の原因に気づかないものですね。
この記事では恥を忍んで失敗談と対策を記録します。
成功したホイールベアリングの交換方法についてまとめた記事は【ホイールベアリングの交換方法】放置するとタイヤロックの危険あり!?をご覧ください。
ホイールベアリングの取り付け状態
まずはホイールベアリングの取り付け状態を確認します。
ホイールベアリングの取り付けは下の絵のようになってます。

今回は、ディスクブレーキ側で失敗しました。
ディスクブレーキ側(失敗した方)はオイルシールに隠れて、ベアリングの外れ止めが見えません。
ここが失敗のポイントです。
さあ、ここを覚えておいて、わたしがどのような失敗をしたか見てください。
【失敗の原因】外れ止めを取らずにホイールベアリングをたたき出していた
スピードメーターギヤ側のホイールベアリングはすんなり外れました。
次にディスクブレーキ側(失敗した方)のホイールベアリングを外します。
このとき、オイルシールを外すのがめんどうだったので、ベアリングをたたき出せばオイルシールも一緒に取れると考えました。
これが失敗でした。
先に説明したように、ベアリングの外れ止めがオイルシールの下に隠れていたのです。
要するに失敗の原因はベアリングの外れ止めの取り忘れです。

当然いくらたたいてもベアリングとオイルシールは外れませんでした。
タコ殴りにしたのでホイールへダメージを負う
翌日に「あれ?外れ止めとりわすれてないか?」と突然きづきます。
オイルシールを外して、ベアリングの外れ止めを取るります。
するとホイールベアリングは簡単にとれるじゃないですか。
しかし、ベアリングが取れたホイールを見るとホイールの軸穴がボコボコです。
外れ止めを取り忘れた状態で、ベアリングをたたき出そうとした後遺症です。

ドリルに取り付けて使える砥石で、ボコボコになった軸穴は補修しました。
ベアリングを組み込んだあと、指でベアリングを動かして(回して)悪影響がないか確認しましたが、問題なかったです。
対策
失敗の原因は、オイルシールに隠れたベアリングの外れ止めに気づかなかったことです。
事前に構造はしらべたいたのですが、楽をしようという気持ちと思い込みで隠れた外れ止めに気づきませんでした。
そこで整備作業をするときは、パーツリストのイラストページを見ながら作業することで対策とします。
パーツリストのイラストページには、部品を組み込む順番・部品点数が書かれてます。
これにより、隠れた部品にもきづくことができるので、今回のような失敗を防げます。
あなたも、整備作業をするときは、パーツリストのイラストをプリントアウトし、手元に準備してから作業することをおすすめします。
Kawasakiのバイクですが、パーツリストのイラストはカワサキモータースジャパン パーツカタログから検索できます。
まとめ
簡単そうだからと油断すると今回のように隠れた部品に気づかないなど失敗の原因になります。
このような失敗をしないように対策としてパーツリストのイラストを手物に準備して、見合わせながら作業するようにすることをおすすめします。
成功したホイールベアリングの交換方法についてまとめた記事は【ホイールベアリングの交換方法】放置するとタイヤロックの危険あり!?をご覧ください。
あなたの整備作業が成功することをお祈りしてます。
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